秘書は見た!
国会議員の仕事というのは多岐にわたるわけだが、国会や政党以外でどんな動きをしているのかは意外と見えづらい。もちろん人によって様々だが、例えば辻元清美の4月はこんな感じ、というのを抜粋して見る。
年度末である3月31日は、国交委員長として日切れ法案を処理するなど、公務でばたばた。
明けて4月は議員連盟が盛んなシーズンになった。「日独議員連盟」でドイツ大使館へ。桜を見る。その後、超党派の「人道外交議連」で外務省から現状を聞き、議員同士で白熱した議論。そして辻元が共同代表を務める「NPO議連」は毎週のように開いて、現場の声を聞いたりしている。そして15日の「立憲フォーラム」総会で辻元は会長に就任した(これまでは幹事長)。高市政権下で市民との連携がますます重要になる局面、責任は重い。
4月2日は、関西の私鉄で働く若い人たち十数人の国会見学を案内。国会正面で記念写真を撮り、しっかり意見交換もした。
3日、人流・物流・観光など交通運輸の労働組合をたばねる「交運労協」の総会で、辻元は会長に選出された(これまでは事務局長)。この交運労協の枠組みで4月は重要な行事がある。国交省、総務省、財務省から消費者庁、警察庁まで、12省庁を3時間かけて霞ヶ関を一筆書きで回って要望書を手渡すのだ。今回は燃油危機の件もあって、ふだんより訪問先が多い。まさに「霞ヶ関ツアー」である。これが事前の準備がけっこう大変で、つつがなく行われるよう最後まで気が抜けない。ところが当日の朝、飛行機で伊丹から羽田に着いて車で移動しているはずの辻元からラインがきた。
「遅れるかも。渋滞」
いや困るって! 国交省は事務次官が待っててくれている。いっしょにいた交通関係の方々はすぐさま道路状況をチェック、「芝公園は事故渋滞で入れない」「迂回路を探せ」とテキパキ解決策を示してくれた。結局辻元はレインボーブリッジを通って、ぎりぎりで到着。朝の移動は怖い・・・。
週末は地元日程でびっちびちだが、割愛(以下同)。
8日は日中取材を受けた後、早稲田大学の政治サークル「政友会」で新入生歓迎の講演会。辻元は21年前(2005年)にこの政友会に呼ばれており、そのときに書いたサインの色紙を探してくれていた! 確かあの頃は筑紫哲也さんが早大で授業をされており、そのゲストに呼ばれたら一番前の席に「テレビで見たことあるなあ」と思う女性が座っており、アパホテルの女性社長だった。「辻元さんの話が聞きたかったんです!」と嬉しそうにこられたことを思い出した。月日は流れる。
話がそれた。
10日には、女性参政権行使80周年記念イベントで、岩波新書「中高年シングル女性」が大ヒットしている和田靜香さんと対談。和田さんとは、住宅問題などをいっしょに取り組んでいる。この日も大いに盛り上がった。
17日、式典出席で東京→福岡→高槻と大移動。翌日は地元日程のあとまた東京へ。女性団体の勉強会で講演。
20日、「村山富市元総理 お別れの会」(呼びかけ人代表・河野洋平さん)で、追悼の辞を読ませていただく。この追悼の辞をつくるのに、辻元は何週間もうんうんうなっていた。「なるだけ、素の村山富市を伝えたい」と、昔の記録をひっくり返しては推敲を重ねていた。
お別れの会のあと、議員会館で着替えたあとに国交省へ。全国の私鉄の組合の委員長たちが集まり、金子国交大臣や局長たちと意見交換へ。辻元の提案で、各地方が抱える課題を一人ずつ話してもらった。もう本当に厳しい現状がこれでもかと続くのを、大臣は丁寧に聞いてくれた。公共交通の危機は待ったなし、みんなの知恵を合わせないといけない。
22日、全国の自治体議員が集まる勉強会にゲストで呼ばれ、いまの国会情勢を話し合う。メルマガ発行日である24日は、田原総一朗さんや長野智子さんと続けている超党派女性議員の勉強会。その後学生メディアの取材を受ける予定だ。
こうした日程の間を縫うように取材やメディア出演が入る。テレビについて言えば、最近の民放は地上波で政治家をあんまり呼ばなくなった。なので、BSやネットの番組出演が多い。
6日はYouTube選挙ドットコムちゃんねる、産経新聞の水内さんと会館の事務所で収録。
13日には琉球新報の企画で石破茂前総理と対談。自民党大会での陸自音楽隊員による国家斉唱問題で、お互い「これはまずい」と一致。
なおテレビ出演ではないのだが、21日はBS日テレ「深層NEWS」関係の会合に呼ばれた。日本テレビの会長・社長らも来ていて、辻元は政治の現状をこそこそ話し合ってきたようだ。
これらの日程だが、議員によっては「ぜんぶおまかせ」で準備された舞台に上がるだけ、という人もいる。しかし辻元の場合は、事前の打ち合わせにも本人が立ち会って、把握したいタイプ。例えばテレビ出演の場合など、ディレクターとの打ち合わせ、テーマについて調査室や省庁からレクを受け、資料も大量に取り寄せて読み込んで臨む。なので、あれだけの臨機応変な対応ができるのだろう。ひとつひとつに労を惜しまない姿勢は、わが上司ながら感心する。
辻元日程の一部を切り取ったが、これらは国会・政党・地元関連以外の日程であることを繰り返したい。あと辻元も人間だからご飯も食べなきゃだし、たまにはジムに行って運動もしたい(としばしば訴えている)。別に行くなといっているわけではないが、自分で予定を詰め込むのだから仕方ない。
むしろ、いまこそ大事な役割があるので心身によいことをしてください、というのはこっちが言いたいところだ。あと、布団でNetflix見るのはほどほどにして、早く寝てください。
なお、当然ながらこうした日程のかげには、事務方の準備がある。あらゆる日程を滞りなく遂行するためには、先方との打ち合わせ、移動のロジ、こちらが主催の日程になると会場設営や受付業務、資料作りや事後のフォローアップまでが秘書の仕事となる。そして最近はこれにSNSの発信などもあるが、ターゲットごとに媒体が異なるため、最初はXとFacebookだけだったのがどんどん増えていまでは(以下割愛)。

コメント
※送信されたコメントは削除できません。
削除を希望する方は、info@tsujimotokiyomi-supporter.netまでお問い合わせください。
※不適切なコメントは運営側の判断で削除されることがあります。