秘書は見た!

新シリーズ「秘書は見た!ある日のつじもと清美」

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新シリーズ・秘書は見た!

辻元の選挙応援は過酷だ。
とくに東京都議会議員選挙や統一自治体選挙のような、狭い区域で同時に選挙が行われる場合は過酷さが増す。

例えば今回の都議選、多い日は一日5カ所を回る。なにしろ、立憲の公認候補が20名、推薦候補が11名。代表代行としてだけでなく、女性議員を増やしたい立場、市民派を応援する立場など、さまざまな観点から考えると、
「みんな応援にいかなきゃ」
と言い出すのだ(おいおい)。
もちろん、他の応援弁士との重複もあれば、よい場所が確保できなかったということもある。選挙で何より優先すべきは候補者の考えだから、こちらは極力そこに合わせてルートをあれこれ悩む。結果、希望にそえないケースもあるが、望まれればなるだけ応援に行くのが辻元のスタイルだ。

この都議選、問題はまだ国会をやっていること。しかも最終盤、しかも選択的夫婦別姓でもめまくり、しかも参議院選挙を控えて広報本部が多忙を極める。常に野党番の記者にスクラムのように囲まれながら、ふーふーいいながら事務所に辻元が帰ってくる。そしてソファーに倒れ込む。
このまま起き上がれないかと心配になるが、なぜか議員というのは、選挙になると脳内麻薬か何かをコントロールできるのか、時間が来たらガバッと起き上がって支度をし、迎えの車に乗り込む。そして、車中で応援する候補者の資料を読み込み、現場についたら満面の笑顔。
そして辻元は、必ずひとりひとりに合わせた応援演説をする。

「そんなの当たり前でしょ」という方もいるかもしれないが、例えば小泉進次郎大臣の応援演説は、必ず「ご当地ネタ」から入るので有名だった。地元の支持者は喜ぶそうだが、いやいや、マクラだけ原稿変えて、あとはどこでも同じ原稿を読むという「有名応援弁士」がいかに多いことか。
誤解のないように言えば、一日何人も回るのに、個別対応なんてできないというのは事務方としても当然だと思う。紙を見て演説するわけにはいかないし、街頭でプロンプター準備しろといわれたらむしろ困る。得意のネタを熱を持って話してもらうだけで御の字なのだ。

だから、辻元がどこへいっても即興で「その人に合わせた演説」をするのは、レアだと考えていただきたい。これは彼女のサービス精神がなせる技なのだが、もはや「名人芸」の域である。
演説会では、たいてい先に候補者に話してもらうのもそのためだ。その候補者が何をしたいのか。何を売り出せばいいのか。候補者本人が気づいていない魅力は何か。例えばどんな政策を訴えさせればいいのか…などなど考えながら横で聞いているらしい。それを一日5回。たいした集中力である。ソファーに倒れているときはダメダメなのに。

それゆえに、移動の車に戻ったときはリフレッシュが大事だ。
秘書の重要な仕事は街宣会場についたら「○○候補をお願いします~。今日は辻元清美さんが応援にきてくれました~」などとビラをまきながら周辺をチェックし、駅前の○○―ルがソフトクリーム(280円のやつ)取扱店かどうかを確認することである(店舗限定なのだ)。
なければ仕方ない、街宣が終わる少し前に○ブン○○ブンに走ってアイスコーヒーを仕込む。なにせこの暑さ、過酷さが半端ない。応援弁士が疲れた顔をしていたら「何しに来た」となるため、必要経費だと考える。

選挙期間中はほぼ毎日、どこかの駅で、こうして一日が終わる。
ふだん来ない場所だからもったいないと、二人で地元の店で食べていくことも多いが(たいてい麺類か餃子)、早く帰して寝かさないと次の日に響くため、その辺りは現場判断である。
そう、選挙は現場に全てがあるのだ(なんのことだか)。

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